天神南矯正診療歯科 歯の一生相談窓口

cariology, maternity, キシリトールは歯に良い?

こんにちは 天神南矯正歯科です。

前回だ液のチカラのお話の中で
「噛む」ことは、だ液を出すことに繋がるので
キシリトールガムをおすすめさせていただきました。
「キシリトールは歯に良い」
そう耳にしますがいったい何がいいのかよくわからない…
そんな方もいらっしゃるのではないかと思います。
今回はキシリトールについてお話させていただきます。

そもそもキシリトールとは糖アルコールの一種で、
トウモロコシの芯や白樺の樹液からつくられます。
甘さは砂糖とほとんど変わりません。
むし歯の原因となるミュータンス菌は砂糖をもとに酸を作りだしますが
キシリトールは砂糖などの糖類と違い、歯を溶かす酸が作られません。
それどころか、ミュータンス菌がキシリトールを取り込むことで活性が弱まり
菌の数も徐々に少なくなります!
さらに、歯はお口の中で作られた酸により脱灰と再石灰化を繰り返していますが
キシリトールを取り入れることで歯の再石灰化を促進させる効果もあります。
むし歯の予防にキシリトールはとても効果的なんです。

当院で扱っているガムは歯科専用のためキシリトール100%です!
お口の乾燥が気になる方や妊娠中のおかあさんにご案内することもあります。
妊娠中はお口の中の環境が変わりむし歯のリスクが高くなります。
リスクが高くなる一方で、悪阻や間食が増えたりと歯磨きが
むずかしい時期に悩まれる方も少なくないかと思います。
生まれてくる赤ちゃんにも
おかあさんやおとうさん、ご家族のみなさんのお口の中の環境は影響してくるんです。

生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中にむし歯菌はいません。
どこから来るのかといいますと、まわりにいる
おとうさんおかあさん、ご家族のみなさんから感染するのです。
ご家族みんなでキシリトールを摂取することは赤ちゃんの歯を守ることに繋がります。

さらに、キシリトールのカロリーは砂糖の75%しかありません!
「むし歯・歯周病予防」として取り入れやすいものになっています。

キシリトールは妊娠中のおかあさんにもやさしい材料で出来ていますので
お子さまからおとなの方まで安心して取り入れていただけるかと思います☺

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