こんにちは
天神南矯正診療歯科です。
みなさん
「オーラルフレイル」って
聞いたことありますか？
フレイルは「虚弱」という意味で
オーラルフレイルとは
口腔機能の軽微な低下や
食の偏りなど
身体の衰えをさします。

フレイルは3つに分類されます。
・足腰や筋肉が弱る
身体的な衰え
・認知機能低下などに
陰りが出る心理的な衰え
・引きこもり、経済的な困窮、
孤立などの社会的なもの

新型コロナウイルスの流行により
特にご高齢の方は自粛生活を
余儀なくされています。
コロナ禍で外出が減り
人との接触がなくなり
食生活も乱れると
足腰だけでなく体感部分の
筋肉量もかなり減ってしまいます。
会話も減る為か
滑舌も落ちてくる…。
これを「コロナフレイル」と
呼ぶそうです。

「半年前と比べて硬いものが
食べにくくなった…」
「お茶や汁物でむせることがある」
「義歯を入れている」
という方はオーラルフレイルの
危険性が高まります。
ではいったいどうしたら良いのか。

フレイルの特徴として
「可逆性」があります。
何もしなければ
坂道を転がり落ちるけれども
がんばれば健康な状態に
戻る可能性があります。
お口を大きく
「あ」「い」「う」「べ」の
形に動かすあいうべ体操や
大きく口を10秒開け10秒休む。
これを1日2回朝夕5回ずつ
繰り返すだけでも
飲み込み機能を改善する効果が
あることが分かりました。

人生100年時代と言われていますが
健康長寿の実現には
栄養管理がまず第一です。
何を食べるかも重要ですが
どのくらい噛んでしっかり
食べられるかという
口腔機能も避けて通れません。

歯医者には歯が痛くならないと
行かないという方が
まだまだいらっしゃると思います。
それではオーラルフレイルを
見つけられません。

口の中の症状は
ある程度進行するまで
気づかないものです。
痛みなどの症状がない方も
3ヶ月に一度、半年に1度は
歯科医院を受診してください☺