こんにちは、天神南矯正診療歯科です!
前回 スポーツドリンクの
「糖分」に注意することを
お話ししましたが、
実は別の視点からも
気をつけてほしいことが
あります!
それは…
口にするもののpHです!
pHとは水素イオン指数のことで
0〜14で表されます。
理科の実験を思い出します☺️
pHが7付近が中性
7より小さいと酸性
7より大きいとアルカリ性
です。
では、お口の中のpHは
どれくらいでしょうか?
私たちのふだんの口腔内pHは7.0
といわれています。
ミネラルウォーター
pH7.0前後
お茶・コーヒー・
紅茶(ストレート)
pH5.7〜6.8
です😊
そしてお口の中が酸性に傾き
歯の表面を覆っている
エナメル質が溶け始める値が
pH5.5です😣
エナメル質は人体で
最も硬い組織といわれていますが
強い酸に触れると化学反応を起こして
分解し溶けてしまいます。
これを
歯の『酸蝕(さんしょく)』
といいます😣
さきほどお話した
スポーツドリンクは
pH3.7です!
夏にスカッと飲みたくなる
無糖炭酸水が
pH4.1
オレンジジュース
カルピスソーダ
サイダーが
pH3.3〜3.7
コーラ
pH2.2
お酒では
ビールpH3.9
ワインpH3.3
レモン酎ハイpH2.8
食品でも
ドレッシング
お酢
柑橘系のくだもの
などが酸性の強い食品です🍋
これらの飲食品を口にしたから
すぐに歯が溶けてしまうわけではなく、
お口の中が酸性になっている時間が
長いと酸蝕症のリスクに
さらされます💦
(※そのほかに
酸性ガスを吸引するような仕事
逆流性食道炎や摂食障害などが
酸蝕の原因にもなります)
以下のことに気をつけて
いただけたらと思います!
◆POINT◆
1.酸性の飲食物を口にした後は水でうがいする
2.酸性飲食物をだらだら食べたり飲んだりしない
3.寝る前には酸性の飲食物を控える
日本人の4人に1人が
「酸蝕症」といわれており、
「虫歯」「歯周病」に続く
第3の歯の疾患となっています!
歯全体が丸みを帯びてきた
前歯の先端が透けている
知覚過敏がでてきた
奥歯のすり減り、
深い溝やへこみがあるなど
気になる症状がある方は
歯科受診お待ちしております!